皆さん、たまにテレビとか書籍でヤマネを見てご存知かと思います。
このブログでは「ヤマネに関すること」で私が把握できた内容をお伝え出来ればと思います。
(私はヤマネの専門家・研究者では在りませんので、錯誤等の誤記述に対してお叱り・ご教示の書込みを頂けましたら幸いです。)
- 2009/10/13(火) 18:00:00|
- ヤマネとは?
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職場で蔵書してある図鑑等を見てみると、ヤマネの分布に関して下記のような状況でした。

- 2009/10/13(火) 18:10:00|
- ヤマネとは?
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近年インターネット環境が普及・充実したことにより、企業団体・個人による情報発信が盛んに行われ、ヤマネの目撃情報もWebページ上で多く見られるようになりました。
Web情報を下記の条件に当てはまる情報に限定し収集しています。
1.ヤマネの写真・模写図が明瞭で他者がヤマネと断定できる個人情報発信に基ずく地点。
2.新聞社等の報道機関が情報発信した生息確認地点。
3.発表文献で公表している生息確認地点(巣箱調査中等の研究・調査地点を除く)。
1995年から2009年にかけて「ヤマネを発見した!!」等の内容の情報が今のところ330件(2009/10現在)集まりましたので、 グラフ化して情報の傾向を見てみました。
まず発見年別で集計しました。
Web上で、個人によるヤマネの目撃情報数が2006年から急増しているように見えます。

その理由としては・・・
2005年辺りからブログを始められた方が増えたのも関係している様にも思えます。

- 2009/10/13(火) 18:30:00|
- ヤマネ目撃情報について
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ヤマネの生息分布図は、環境省自然環境局生物多様性センターが聞取り調査を基に生息分布図を公表し(2002)、中島福男先生が「日本のヤマネ」(2001)の著作の中で、各都道府県立図書館所蔵の市町村誌(史)・郷土誌や他の研究者の文献、御自身の調査資料を基に生息分布域を発表されています。
各都道府県でもレッドデータブックとして生息分布図を公表している自治体があります。
しかしこれらの生息分布域には、各情報の表示方法に違いがあり、当然の事ですが統一性はありません。
そこで環境省が使用している表示方法(地域メッシュの2次メッシュ)で、各ヤマネ生息分布図を整理し、更にWeb上で得られたヤマネ発見事例も加え、Googleマップのマイマップでヤマネ生息分布域の統一図を作成しました。
まずは分布図作成にあたって、地域メッシュの区画の広さはこのようになります。
- 2009/10/13(火) 19:20:00|
- ヤマネ生息分布域について
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環境省自然環境局生物多様性センターが「種の多様性調査(動物分布調査)2002」で、ヤマネの分布を確認年代別に表してます。
1992年までに確認されている地点41ヶ所と1993年以降の確認地点48ヶ所をメッシュのパターンを変えて表してありますが、双方を「環境省メッシュ」として今回は同表示としました。(メッシュをクイックした時に現れるコメント欄で確認年代がわかるようにしてあります。)
中島福男先生が「日本のヤマネ」(2001)の著作の中で、ヤマネの生息確認の場所・年月日等の記録の明確なものを●印274ヶ所、「よく見かける」とか「以前に見つけたことがあり、今でも生息の可能性がある」等の情報を○印63ヶ所で、地方ごとの地図にヤマネの分布を表されています。これも同様に双方を「中島メッシュ」として同表示としました。(同じくメッシュをクイックした時に現れるコメント欄で●・○印がわかるようにしてあります。)
●・○印の合計が337ヶ所ありましたが、2次メッシュに置き換えましたら268ヶ所の地点となりました。
都道府県のヤマネ生息確認地点はWeb上等で分布図を公表している自治体の情報のみを2次メッシュに置き換え、「県メッシュ」として113箇所を表示しました。(範囲が広い地名表記のものは2次メッシュに変換できませんでした。)
Web情報の生息確認地点212件も、2次メッシュに置き換えましたら128ヶ所の地点となりました。(同じくメッシュをクイックした時に現れるコメント欄に、重複地点も含め発見時の詳細を表記してあります。)
地方別のWeb情報精査結果と各メッシュ数比較はこのようになりました。

- 2009/10/13(火) 19:40:00|
- ヤマネ生息分布域について
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表示色として、環境省メッシュが水色、都道府県メッシュが薄紫色、中島メッシュが黄色としました。
各メッシュが重なった場合は、環境省・都道府県メッシュが青色、環境省・中島メッシュが緑色、都道府県・中島メッシュが赤色で表し、全てが重なったメッシュが黒色としました。
Web情報メッシュは白色で表しました。
上記の環境省・都道府県・中島メッシュとの重なりは、そのメッシュの色を薄くし、メッシュの縁取りを濃くする表示方法で表しました。
Googleマイマップでは問題なくメッシュの色分けが出来ましたが、「Google Earthで表示」をクイックしてGoogle Earthで全国一括の分布図を見る時、ご使用されているパソコンのグラフィックカードが固定ポリゴン未対応の場合、色抜けが起こり枠線のみの表示となってしまいます。
各メッシュ表示色の模式図はこの様になります。

- 2009/10/13(火) 19:50:00|
- ヤマネ生息分布域について
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Googleマップは、地図・地形・航空写真と3種類の表示方法があります。
1.地図形式の表示だと…

2.地形形式だと…

3.航空写真形式だと…

4.航空写真(地名無表示)

4.Google Earthで表示すると…

- 2009/10/13(火) 20:00:00|
- ヤマネ生息分布域について
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ヤマネの各分布情報を一元化したことで、ヤマネの全国分布状況が少しでも判りやすくなればと思います。
その事が多くの皆様のヤマネへの関心を高め、更なる目撃情報の発信と共有につながり、ヤマネの保全に貢献できれば幸いです。

ヤマネ目撃情報収集の目的・意図
(平成21年4月23日追記)
ヤマネ目撃情報の収集・募集目的並びにヤマネ生息分布情報の公開の意図が不明瞭とのご指摘を頂きましたので、その方へ回答致しました文章の一部を記載し、理由の補足説明させて頂きます。
私はヤマネの生息調査を平成18年から始めました。
巣箱調査の他に文献調査の一環としてヤマネの目撃事例の収集を行ってきたのですが、改めて中部山岳域のヤマネの生息状況と、東北地方や西日本のヤマネの生息確認事例の少なさを知りました。
これはヤマネの生息密度の問題なのか?(低標高地域ではヤマネの天敵でもあるヘビ類の生息密度とヤマネの生息密度に関係があるのでは?といわれています)、ヤマネの行動が日中の気温変化に左右されやすいため、寒暖の差が大きい中部山岳域では動きの鈍くなったヤマネが目撃されやすいだけなのか?理由はわかりません。
そこで、ヤマネの目撃情報が得られた事例の日時・場所から、目撃された当日の気象庁アメダスデータと照らし合わせる事で、目撃されたヤマネの行動と気候の因果関係が明らかに成らないかと考えております。
また、生息場所を公開することは、その動物の保護につながるとも限らないとご指摘頂いた事の関しましては、次のように考えております。
ヤマネの生息分布域を公表することは、ヤマネの生息域にお住まいの皆さんに、ヤマネの存在を身近に感じていただく事が誤捕殺等の減少につながると考え、また過去にヤマネが生息していた地域で目撃情報が出てこない場合、どのような環境の変化があったのか等、調査研究のきっかけになれば、ヤマネの保全につながると考えております。
- 2009/10/13(火) 20:10:00|
- ヤマネ生息分布域について
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